色んなレッスンを受けても上達できない、
検定を何度受けても合格できない、
コブや小回り、急斜面が苦手で克服できない、、etc…。
そんなあなたに、関東の技術選スキーヤー、
榎本茂樹と奥村和正が、
長年研究してきたスキー上達のための
メソッドを惜しみなく伝授します。

シリーズ~上級者のショートターンを考察する~②その切り替え、そろそろ卒業したら?

2018.02.06 カテゴリ: SOSメソッド

さて前回よりお送りしています
上級者のショートターンを考察するシリーズ。
 
 
第二回の今回は切り替えの方法について
解説します。
 
 
おそらくレッスンなどで色々な表現に
出くわすと思いますが、
 
「もっとトップから」
とか
「膝を返して」
とか
「一回スキーを外に出さないと」
とか、、、、
 
 
我々の経験上、そのどれもが
1級そこそこのスキーヤーには地獄的にわかりづらい表現。。
 
 
そこで今回はイメージをよりしやすくするため
前回で触れたずらす方向や、エッジングの質から
少し切り替えの運動につなげて解説していきます。
(前回のブログはコチラ) 
 
まずは前回も紹介したこちらの二つの図をご覧下さい
 


 


 

それぞれ横ずれターン、縦ずれとたわみを使ったターン
の図です。
 
まず図Ⅰの横ずれターンの特徴としては、
 
スキーに対して横方向に動く分量が多いため
・ブレーキがかかってスピードが遅い
・横滑り方向の移動が起きるため、
トップを支点にワイパーのようにテール側が大きく
動く
 
このような質のターンを繋ぐために、
小回りの初歩動作として
「抜重旋回」
という動作を誰もが習います。
 
これは、ターン後半スキーに対して荷重した力を
立ち上がりながら斜面に対してフラットな所に
ポジショニングする動きです。
 
そうする事により、スキーのエッジが外れて
次のターン操作に入りやすくなるわけですが、
 
この時のポイントとして、
「先落とし」という
スキーのトップを坂の下方向に向けていく動き
を使うことです。
 
 
スピードの遅い横ずれターンでは
斜面を物体が横切る力は弱く、
重力に強く影響され坂の下方向に
滑り手は強く引っ張られます。
 
そのため、パラレルターンの初歩動作としては
切り替えではスキーを斜面に対してエッジの立っていない
フラットな状態に立ち上がりながら、
同時にスキーのトップを坂の下に向ける事で
非常に次のターン運動に正確に入りやすくなるのです。
 
当然スキーが真下方向に抜けるので
重心の移動方向は常にフォールライン
方向にからむ事になります。
 
 
ここに、大人からスキーを始めた方々が
小回りに苦手意識を感じる最大の盲点が
潜んでいるといっても過言ではありません。
 
 
初級者時代にこの切り替え方法を
練習しすぎるために、滑りの質が上がっていかないのです。
 
 
まず第一に滑り手に強く落下力の働く
急斜面でこの切り替えをすれば、
暴走したり、ブレーキングの反発を
もらいすぎるのは容易に想像できるでしょう。
 
 
第二に縦ずれや、たわみを意識しエッジングの質が
上がると、スキーはトップ方向に移動しながら回転
するために、ターン後半必ず抜け出す方向が
出てきます。
 
 
この時に、上に書いたような切り替えが身体に
染みついていると、スキーは後半ある程度斜めに
斜面を横切りながら抜け出して行こうとするはずが
 
重心はフォールライン方向に向かいながら上に抜けるために、
スキーと身体が大きく離れ、
結果としてターン前半から重さがかけられないばかりか、
 
スキーがすぐに下を向いてしまうためやはりワイパーのように
テールを大きく振るような動きが見えてしまうのです。
 
 
よってジャッジの気持ちは
「滑り軽っっッゥtゥッツ!!」
 
という地獄的状況になるわけですはい。
 
 
図Ⅱのようなターンを描くためには
ターン後半にある程度抜けだし角度がある
イメージで、
 
「スキーを斜行させながら」
 
角を切り替えて雪面に対してスキーの面と
それにともなってスキーと重心の位置を入れ替える
必要があるのです。
 
これを正確に行う事で、ターンを時計盤に
見立てて1時(11時)くらいの早いタイミング
から次のターンポジションを取りスキーに荷重して
いく事が可能になります。
 
 
斜行しながら切り替わる事で、
 
「スキーが一回外に出て行き」
「トップからターンに入」ることができるわけです。
これがあのアドバイスの真相ですね。
 
 
そして、その操作のために必要な身体運動が
「膝を返す」という動きになります。
 
 
ではその「膝を返す」とは?
 
 
スキーに対して荷重しているポジションでは
股関節、膝、足くびの三関節が曲がっていることが
大切ですが、この状態のまま股関節から大腿骨を
回旋させる(腿を捻る)と膝の向きが変わると同時に
足下でスキーの傾きが左右に入れ替わります。
 
 
つまり、エッジングポジションにおいては、
「膝を返す動き」は「腿を捻る」意識をすることで
引き起こす事が出来ます。 
 
 
という事で、今回ご紹介する動画は
腿の回旋を意識した切り替えのトレーニング
です。

 


 

また、これはFACEBOOKで運営しているオンラインサロンでの記事になりますが、

「膝を返す」というイメージを高めるのに有効ですのでよかったらご覧下さい!

・アドバイス解説膝を返せ
https://goo.gl/aIp9Uu

 


というわけで、長くなってしまったので
ここからはまた次回にします。
 
次のポイントは腰の「高さ」と「向き」です。
 
 
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